BUSH MASTER
２００１
in OKAYAMA
ツアー２日目
作戦開始当日。次々と前線へ兵が送られていく。
（写真は海兵隊が戦場に向かう所）
今回作戦に参加したＳＥＡＬ隊員達。（左から順に階級順）
・ＨＥＡＶＹ少佐（Lieutenant Commander＝ＬＣ）
・ジャスティン大尉（Lieutenant＝ＬＴ）
・ウルゲイル先任上級上等兵曹
（Master Chief Petty Officer＝ＭＣＰＯ）
・スキッパー三等兵曹
（Petty Officer Third Class＝ＰＯ３）
・ヌン上等水兵（Seamen＝ＳＭ）
・ヤンゲェリー一等水兵（Seamen Apprentice＝ＳＡ）
・キンタマン二等水兵（Seamen Recruit＝ＳＲ）
・クラーマン二等水兵（Seamen Recruit＝ＳＲ）
ライフルマン３名・グレネーダー２名・マシンガナー２名。レディオマン１名
（ただし状況によっては分担の変更有り）
作戦前のブリーフィング風景。
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とうとう待ちに待ったパーティーの時間がやってきた！
今回我々に与えられる任務内容についてＭＡＣＶ−
ＳＯＧ将校より説明がされる。
約３ヶ月前、本国の●●●●議員（あえてこの場では
伏せさせて戴く。）の御子息を載せた空軍の偵察機が
敵勢力圏内偵察中に不運にも撃墜され、我々のいる
ＮＡＶＡＬ ＢＡＳＥから数十キロ南西に墜落したとの事だった。
生存は絶望的の為、救出作戦は決行されず。
だが●●●●議員からの強い要望により御子息の遺品を
回収し本国へ帰還させて欲しいとの願いだった！！
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まず今回の作戦において敵との戦闘は禁じられた、
理由は敵勢力内で荷物を持ってのピックアップは
非常に難しい上、敵との交戦中ならなおの事
だからだそうだ。なるほど、だからわざわざ
海軍情報部からお偉いさんがお目付け役として
作戦に参加しているわけだ。（自分自身スキッパー
は敵とエンカウントした場合は全滅させる気で
居たが・・・やれやれ・・・。）だが弾薬の携帯は
通常通り携行しろとのＭＣＰＯの命令だった。
（どうやらＭＣＰＯ殿も私と同じ考えのようだ。）
ＨＥＡＶＹ少佐殿は今作戦の全体を理解したのか
イサカ（ソウドオフＴＹＰＥ）に持ち替えている・・・。
全員武器弾薬ならびに装備のチェック（音がしないか？
又はメイクが薄くないか？等を上官もしくは作戦指揮官が
一人一人チェックしてまわる。）が終了しブリーフィングに
入る。ＭＡＣＶが前もって送り込んだＬＲＲＰから
の報告により敵勢力の詳細が明らかになった。敵の数は
我々米軍部隊より圧倒的に少ないようだが、あの名将である
グエン・ヤス・チー将軍率いる部隊が潜伏しているいうのだ。
（北ベ勝利の名の後には必ずこの名将の名が出てくる・・・。）
数はこちらより少なくても敵は精鋭中の精鋭、心して掛かる様
にと指示を受ける。（特に敵はゲリラ戦を得意とし、突発戦闘
も覚悟しないと駄目なようだ。少佐殿のイサカはそういう事だった
というのが理解できた。）
「Ｌets Ｒoll Ｕp！！」
ＭＣＰＯ殿の掛け声と共に全員が、不気味に静まり返った敵地へ
進入していく・・・。
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捜索初日・・・・。
指示があったポイントに移動。
近場で戦闘音が聞こえるが気にせず目的地へ向かう。
定時連絡の際ＭＡＣＶより、あまりの移動の速さの為
味方（この時は海兵隊の偵察部隊だった。）とぶつかって
しまうので一時待機を命じられる。
（我々が潜入しているのは他部隊には知らされていない
ので、敵と間違われてしまう事を防ぐ為だろう。）
この間小休止とする。
小休止中のＳＥＡＬ隊員達。ここに写っていない隊員は
海兵隊の偵察隊が去るのを監視しているので居ない。
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再び捜索再開。
ポイントに到着。うっそうと茂った森林の中、二名づつ
に分かれ捜索に当たる。
しかし航空機の残骸すら発見出来ず・・・。
同じポイントに長居しすぎたため危険度が
飛躍的に上がるのを身に染みて感じてきた・・。
ＭＡＣＶ側もそれを考慮したのか我々に撤退
命令が与えられる・・・。
全員が不満そうな顔をするが命令とあれば
仕方が無い・・・。ＰＢＲの待つピックアップ
ポイントまで戻る。
作戦終了
少佐殿とＭＣＰＯ殿は再度ＭＡＣＶ本部へ
ポイントの確認と抗議に行くようだ。
（後で解った事だが指示を受けたポイントは
かなり広い範囲で有ったため、発見が難しかった
みたいだ・・・。）しばしの間休息に入る。
しかし、その間も我々の命と鎖で繋がっている
相棒達（銃器類）のメンテナンスも忘れない。
その晩、少佐殿及びＭＣＰＯ殿がＮＡＶＡＬ
ＢＡＳＥへ詳細なポイント(それでも捜索範囲は
馬鹿みたいに広かった・・・。)が記された地図を
持って帰ってきた。作戦遂行は明日！！
海軍流イライラの解消法！その五。
ＳＰをおちょくる・・・。
（武器を持ち出してはいけません・・・。）
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作戦開始二日目。
詳細な地図の元、解った事が一つあった。
先日の作戦時、目標を発見出来なかった
のでは無く、通りすぎていたのだ。（笑）
（三ヶ月も経てば残骸などは全てブッシュに
包まれて解らなくなるのは当然である。）
先日同様、素早く移動する。
作戦時正面から写真が撮られる事は滅多に無い。
上記二点の写真はたまたま同行したカメラマンに
撮られた写真だったと記憶している。
（普通こんな人員配置をしていると一連射で皆殺し
にされるので、間違い無いだろう。）
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私、スキッパーはヌン上等水兵と一緒に捜索に当たって
いた。それぞれが二人一組づつでバラバラになって
捜索に当たるも一人は必ず見える所までしか捜索しない。
ポイント到着から○○分経過したとき自分から見える
隊員の一人に変化が見られた。片手にボロボロの服を
持つＭＣＰＯの姿が・・・、目標を発見したのだ！！
全員集められ、周辺警戒しつつ遺体を確認する。
遺体は腐乱と野生の動物達によって見るも無残な姿だったが
服には間違い無く●●●●とネームテープがついている。
すぐにヤンゲェリー一等水兵の持つＰＲＣで本部に目標発見
の報がＭＡＣＶに知らされた。
その後我々９人はＰＢＲにピックアップされ本部へ戻り、
帰還を待つＭＡＣＶ−ＳＯＧ将校に報告、議員の御子息を
引き渡した。これで作戦は終了だ・・・。
今までいたジャングルは空軍による爆撃により、赤黒い
煙を至る所で吐き出し夕闇迫る空を黒く染めている。
これで私の三度目のベトナムツアーは終了した・・・。
作戦終了時の記念撮影。
見えにくいとは思うが、部隊手前に見えるボロ
（失礼）が御子息の遺品。
いかがでしたでしょうか？今回はページ最初にも謝った通り
写真が少なかったですので、文才も無えのに苦肉の策として
文章を大量投入しました。（私からするとこれで大量。てへっ。）
個人的には写真大量に掲載して、文章少なめ楽チン作戦を予定
していたのですが・・・。ぜんぜん楽じゃね無えです。（笑）
これじゃブッシュマスターの紹介記事じゃ無いですね、ウチの
チームの紹介ページですね。・・・・うちのチームのページ
だからエエんか？・・・まあいいやです。（笑）
次回はもっと色んな写真を撮って掲載してもっと色々な人に
ヒストリカルゲームへの興味を持ってもらえるようなページを
作っていきたいです。雑文、失礼しましたです〜。
今回のイベントの為に１●万だして揃えたデジタルビデオカメラ
を持っていたにもかかわらず、撮影した時間たったの１５分しか
撮らなかった。（生テープ４時間分持っていっておりました。）
ポンチ君スキッパー三等兵曹より