チーム・シーハウンド撮影会
某月某日某所(軍事機密)にて、チームシーハウンド初のベトナム SEALs 撮影会をやってきました。
撮影にあたり安全を確認しながら実施致しました。
SEALs in the Vietnam War. Team Sea Hound, photo session
1970年 ベトナム南部ランサット地区
1970,Rung Sat Special Zone (RSSZ).
地元漁民へ張り巡らせた諜報ネットワークから、地元民の見知らぬサンパン(小舟)の動きが活発となっているとの報告が上がった。
報告を受けた米海軍は,偵察の為ST - 1DET-Nの投入を決め、現地を熟知しているL.D.N.N(ベトナム共和国海軍特殊部隊)の支援を受け合同チームを派遣した。
支援ボート(STAB)に乗り出撃したチームは、 目標とする地域から離れた川辺より、静かに上陸をする。
水辺でしばらく警戒態勢をとった後、指揮官のウルゲイル大尉の腕が降ろされ、隊員達は幽霊のようにジャングルへと入って行く。
しばらくジャングル内を行軍していると、先頭を歩いていたニック少尉の握りこぶしが上がり、即座にチームの
動きが止まった。
少尉は静かに振り返ると、ハンドサインで敵一名を発見したと伝えてきた。
すると50mほど先に、井戸で水を汲んでいる黒服の男がいた。だがよく見ると、その肩からAKライフルが下げられている。
VCだ。
そのVCは発見された事に気付かず、水を汲み終わるとそのままどこかへ歩いていってしまった。
大尉はこのVCが村へ向かっていると判断し、ハンドシグナルで素早くチームへ指示を出す。
隊員達は、獲物を狙う蛇のように尾行を開始した。
ついでに今後井戸の使用が出来ぬように、素早く処置を施す。
VCが向かった先は、ジャングルの中で巧みにカモフラージュされた集落であった。
一個中隊ならば楽に居住できる規模の家屋が並んでいたが、人の気配が無い。
離れた所から監視をしていると、村外れにあるの何かの壕ので、2人のVCが交代で歩哨に立っているようだ 。
ウルゲイル大尉は、敵集結地発見の報告をする。
監視を続けていると、見張っていたVCが用を足しに行くのか離れてしまった。
敵兵が誰もいなくなった入口を見て、このチャンスに大尉の手が振られる。
L.D.N.N隊員のハンが素早く立ち上がり、偵察へ向かう。
ハンは壕の入口から中へ潜り込んで確認した後、待機している隊員達の所へ戻ってきた。
「どうだった?」
「中に地下壕があった。そこにはAKや地雷がいっぱい。多分ここの地区の貯蔵庫」
ハンの報告に、ウルゲイル大尉は唸った。恐らく地元のベトコン大隊の武器弾薬庫を見つけてしまったようだ。
今回偵察任務という事で、爆薬を持って来なかったのが裏目に出てしまった。
「一度戻るぞ。今度は跡形もなく吹っ飛ばす準備をしてな」